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腰椎椎間板ヘルニアの痛み

腰椎椎間板ヘルニアの痛みとはどのようなものなのでしょうか。長い間、腰椎椎間板ヘルニアは、椎体の間にある椎間板が後方に飛び出して脊髄や神経根を圧迫し、腰痛や下肢の痛みを引き起こすものと考えられてきました。

私たちの子供のころにはこの考え方が一般的でした。しかし、最近になって、このような機械的な圧迫によるものだけでなく、局所の炎症が痛みの中心であることが証明されるようになりました。

その原因のひとつは、椎体周辺の靭帯や関節包など、軟部組織の炎症です。椎体の後方で椎体と椎体の固定を補強している靭帯の付着部が、飛び出したヘルニア塊に刺激されて炎症を起こしているのです。

慢性化するとここに肉芽組織をつくって、さらに炎症を泊りにくくしていることもわかってきました。同様な炎症の慢性化は、スポーツ障害のテニス肘やアキレスけん周囲炎などでもみられます。

いずれもスポーツのときによく使う筋肉の骨の付着部が、運動のたびに引っぱられて炎症を起こすものです。慢性化すると、肘関節やかかとの骨の周辺に肉芽組織を形成することが証明されています。

原因のもうひとつは、化学伝達物質です。これは最近の分子生物学の発達により明らかにされたものです。疼痛を生み出す物質が神経を取り囲む軸索内を通って運ばれてきて、そこに痛みを発するという考え方です。

このことは、免疫組織の化学的染色法で証明されました。医学は確実に進歩しているのですね。また、これらの物質の働きを増強させたり、抑制したりする化学伝達物質も同じように証明されています。

いまやヘルニアは、単なる神経の圧迫という機械的なことだけではないと考えるのが一般的です。

●腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアの主な痛みは下肢痛と腰痛です。下肢痛については、根性坐骨神経痛(下肢の後面や外側が中心)が多く、ときには大腿神経痛(大腿前面や腰痛を伴うことが多い)もあります。